会長 赤松 岳
2012年3月31日、「川越igoまち倶楽部」の前身である「川越囲碁まつり実行委員会」は「第1回川越囲碁まつり」を開催しました。このイベントは、囲碁愛好家を対象とする一般的な囲碁大会ではなく、囲碁をテーマとし、伝統文化のまち・川越の地域特性も踏まえて新しい文化創造・文化交流を目指す、参加体験型のまちづくり企画として実施したものです。囲碁に親しむ人も、そうでない人も、ともに楽しめる内容だったとして、多くの方から評価をいただきました。
この実績を踏まえ、囲碁と「小江戸川越」に関心を寄せてくださる人たちとの日常的な関係を構築するため、年1回のイベントだけでなく、日常的に情報発信を行うとともに、囲碁の魅力に触れ、気軽に囲碁に親しめる場づくりを行うことにより、囲碁文化の普及を目指していくことといたしました。そして、そのための活動母体として「川越囲碁まつり実行委員会」を発展的に解消し、2012年11月1日、「川越igoまち倶楽部」が発足いたしました。
「川越igoまち倶楽部」では、上記の目標を達成するため、各種囲碁イベントの開催、子ども・若者・女性に対する囲碁普及活動、ホームページの運営、囲碁を中心とした情報提供など、さまざまな活動を展開していくこととしております。
また、こうした活動を理解し、支援していただくサポーターとして、川越igoまち倶楽部会員を募集しています。入会していただいた方には、囲碁イベントへの優先参加及び参加費割引、メールやFAXによる情報提供などの特典をご用意しています。是非多くの個人・企業・団体のみなさまにご入会いただき、川越igoまち倶楽部の活動を支えていただけることを願っております。
今後も「川越igoまち倶楽部」では、日本の伝統文化である囲碁の素晴らしさを多くの人に伝え、囲碁を通じた子どもの健全育成や地域の活性化を目指して、囲碁と小江戸川越を愛するみなさまとともに、活動を展開していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
川越igoまち倶楽部 会長 赤松 岳
※初代会長 関口一郎氏について
故・関口一郎初代会長
会の設立当初から長きにわたり、川越igoまち倶楽部の会長として、囲碁普及や囲碁を通じた子どもの健全育成などに努めてきた初代会長の関口一郎氏が2023年7月14日、享年89歳にて他界いたしました。
氏は囲碁をこよなく愛し、子どもたちへの指導にも大変熱心で、囲碁教室では子どもたちと対局するのを楽しみにしていました。
近年の囲碁人口の減少には心を痛め、少しでも多くの人に囲碁の魅力を伝えたいという強い思いを持って活動を続けてきました。
私たち川越igoまち倶楽部のスタッフは、こうした関口氏の囲碁への思いを受け継ぎ、地道に囲碁普及・囲碁をとおした地域づくりに努めて参る所存です。