事業概要
●主催
川越igoまち倶楽部・日本棋院小江戸川越支部
●開催日時
2017年10月21日(土)
①「やさしいigo講座」10:00〜11:30
②「川越囲碁まつり」13:00〜17:45
●場所
蓮馨寺講堂(川越市連雀町7-1)ほか
●イベント内容
- 百面打ち大会(プロ棋士と囲碁愛好家との対局)
- 小林光一名誉棋聖と地元高段者との特別対局(囲碁インストラクター大澤摩耶さんと木谷正道さんによる大盤解説あり・見学自由・無料)
- 柿島光晴さんと川越igoまちキッズ(中学生)の対局(小林光一名誉棋聖による大盤解説あり・見学自由・無料)
- やさしいigo講座(初心者向け講座・講師:囲碁インストラクター大澤摩耶さん)
- 小江戸まち歩き(観光ガイドの案内で蔵のまちを散策→自由参加・無料)
- 棋士と参加者のふれあい交流会(棋士への質問・色紙プレゼントなど→自由参加・無料)
●参加棋士・講師等(敬称略)
特別対局/大盤解説:小林 光一 名誉棋聖・名誉名人・名誉碁聖
百面打ち大会:青木喜久代八段、水間俊文七段、安斎伸彰 七段、桑原陽子 六段、平野則一 五段、青葉かおり 五段、大澤奈留美 四段、兆乾 二段、アンティ トルマネン 初段
※棋士の顔写真または名前をクリックすると、日本棋院のHP(棋士紹介のページ)にジャンプします。
公開対局:柿島光晴(視覚障害者・アマ四段・2017年人間力大賞準グランプリ受賞)
※柿島さんプロフィール:1977 年生まれ。失明後、2003 年頃より、アニメ「ヒカルの碁」を聴いて囲碁を始める。現在アマ四段。2014年、日本視覚障害者囲碁協会を設立。以降、全国の盲学校への囲碁普及をはじめ、視覚障碍者の囲碁大会や指導を企画運営している。2017年、第31回人間力大賞 準グランプリ・厚生労働大臣賞・まちづくり地球市民財団奨励賞を受賞。
やさしいigo(囲碁)講座:大澤摩耶(囲碁インストラクター)
大澤摩耶
柿島光晴
開催趣旨
「川越囲碁まつり」は、市民と遠方からお越しいただく多くの囲碁愛好家の方々に、プロ棋士との対局を楽しんでいただくと同時に、蔵のまちの散策など、囲碁をしない人たちにもお楽しみいただける内容となっています。
また、初心者向けの「やさしいigo講座」では、「囲碁って、むずかしそう」と思っている皆さんにやさしくルール解説をし、奥深い囲碁の世界に踏み込むきっかけづくりをしたいと考えております。
川越igoまち倶楽部では、囲碁まつりを通し、多様な世代・広域の人たちが川越と囲碁の伝統文化に親しみ、交流できる場を創出し、地域活性化の推進と囲碁文化の普及を目指しています。
結果概要
<開会セレモニー>
主催者である川越igoまち倶楽部会長・関口一郎の挨拶のあと、来賓を代表して川合市長より挨拶をいただいた。その後は棋士紹介、小林名誉棋聖の挨拶、百面打ちルール説明等を行った。
<百面打ち>
百面打ち
6歳~88歳の126人が参加。市民はもちろん、埼玉県内各地、東京・神奈川・千葉・茨城・栃木、遠くは大阪からの参加もあった。そして、棋力に自信のある囲碁愛好家に交じり、igo教室の生徒たちも積極的に参加。子どもたちにとっては貴重な経験となった。
<特別対局、公開対局>
特別対局
公開対局
講堂2階では、前半は小林光一名誉棋聖と地元高段者の特別対局(三面打ち)が行われた。大盤解説は囲碁インストラクターの大澤摩耶さん、聞き手は木谷正道氏。毎年人気の企画で、会場内は立ち見が出るほど盛況だった。
後半は公開対局が行われ、視覚障害者でアマ四段、2017年人間力大賞準グランプリ受賞した柿島光晴さんとigoまちキッズの生徒(中学生)が視覚障害者用の碁盤「アイゴ」で対局。木谷道場の門下生である小林光一名誉棋聖と木谷正道氏の息の合った大盤解説に会場は大いに沸いた。
<小江戸まち歩き>
当日参加者を募り、シルバー観光ガイドの案内で、蔵造り資料館、まつり会館、菓子屋横丁など、蔵のまちを散策した。今回は横浜の碁会所から10数名が参加、他の参加者とともに小江戸川越の風情を楽しんだ。
<棋士&参加者のふれあい交流会>
棋士の色紙プレゼント
棋士10人と参加者が親しくコミュニケーションを図る交流会は、心温かで和やかな会となった。棋士から一人ずつコメントをいただいた後、参加者からの質問に丁寧に答えていただいた。棋士の色紙プレゼントは、抽選で当たった人に棋士から直接手渡されるとあって大感激。最後は、木谷氏のギター弾き語り「このまちで」を聴き、全員で「ふるさと」を合唱した。
<やさしいigo講座>
やさしいigo講座
囲碁まつりに先立つ午前中、昨年に引き続き、初心者講座を実施した。
ルール説明、自由対局、指導碁、多面打ちなどを通じ、参加者は囲碁に親しんだ。
今回は、一般公募で参加した4人全員が40〜60代の大人だったのが特徴。興味を持っていただけたようなので、ぜひ続けていただきたい。
囲碁まつり記録写真