事業概要
●主催
川越igoまち倶楽部、日本棋院小江戸川越支部
●開催日時
2015年10月24日(土)
①「やさしいigo講座」10:00〜11:30
②「川越囲碁まつり」13:00〜18:00
●場所
蓮馨寺(講堂)
●参加者数
約450名
●イベント内容
- 百面打ち大会(プロ棋士と囲碁愛好家との対局)
- 小林光一名誉棋聖と地元高段者との特別対局(大盤解説:小川誠子六段)
- 子ども棋士と小川誠子六段との対局(大盤解説:小林名誉棋聖)
- やさしいigo講座(囲碁インストラクターによる初心者向け講座)
- 小江戸まち歩き(観光ガイドの案内で蔵のまちを散策)
- まちなかコンサート(尚美学園大学学生によるフルート演奏)
●参加棋士
特別対局:小林 光一(名誉棋聖・名誉名人・名誉碁聖)
百面打ち大会:青木喜久代八段、林子淵八段、松本武久七段、宮崎龍太郎七段、安斎伸彰七段、平野則一五段、大澤奈留美四段、兆乾二段
やさしいigo講座:大澤摩耶(囲碁インストラクター)
※下の顔写真または名前をクリックすると、日本棋院のHP(棋士紹介のページ)にジャンプします。

大澤摩耶講師
実施状況・イベント内容
当日は、川越igoまち倶楽部および小江戸川越支部の役員・運営委員・会員、日本棋院埼玉県支部連合会、川越市職員、埼玉県庁碁友会、高校・大学の囲碁部の学生、地元有志など、スタッフ約40名が8時に集合。会場レイアウト図、スケジュール&役割分担表に基づき、設営と準備に当たった。今回は4回目となるため、これまでの経験により現場対応力が一層増したため、設営・イベントの運営・撤収などを、スムーズに行うことができた。
客殿では、棋士や来賓を接待するため、今年もお茶の先生と女性たちの接待チームを編成。手際よく、心温まるおもてなしができた。
会場内には、「igoキッズまつり」(毎年5月3日開催、観光に訪れた約500人の親子が参加)や、月2回実施している「親子igo教室」などの様子を写真展示し、来場者に活動の一端を披露した。
なお、今回初めて「igoまち倶楽部」のブルゾンを製作。運営関係者が着用することで、来場者に対しスタッフであることを明示するとともに、スタッフの連帯感が一層高まった。
また、週間碁、埼玉新聞、ジェイコム北関東の取材が入り、後日放映や記事掲載がなされた。
<開会セレモニー>
主催者である川越igoまち倶楽部会長・関口一郎の挨拶のあと、来賓を代表して川合市長より挨拶をいただいた。その後は棋士紹介、小林名誉棋聖の挨拶、百面打ちルール説明等を行った。
<百面打ち>

百面打ち
4歳〜88歳の109人が参加。主に市内・県内の参加者が占める中、東京・神奈川・茨城・千葉・大阪からの参加もあった。そして、腕に覚えのある強豪に交じり、今年は、囲碁を始めて日が浅いと思われる参加者の姿が目立ったことが特徴で、川越における囲碁の普及活動が着実に奏功している様子がうかがえる。
若手の参加は、川越高校・松山高校・大学の囲碁部の学生に加え、igo教室で力をつけてきた子どもたちが参加できるようになったことは、誠に喜ばしい。
会場内は、プロ棋士の対局を見ようと、大勢の観戦者で賑わった。
<特別対局、公開対局>

特別対局

公開対局
講堂2階では、前半は小林光一名誉棋聖と地元高段者の特別対局(三面打ち)が行われた。大盤解説は小川誠子六段、聞き手は木谷正道氏。毎年人気の企画で、小林光一名誉棋聖の対局をひと目見ようと、会場内は立ち見が出るほど盛況だった。
後半は川越在住の子ども棋士と小川誠子六段との公開対局が行われ、会場はやはり満員となった。昨年は姉の中村文萌さんが参加したが、今年は弟の脩介君(小学2年生、5歳から囲碁を始め、現在は棋力四段)がプロ棋士に挑戦、善戦した。
大盤解説の小林名誉棋聖と小川誠子棋士・木谷正道氏は、木谷道場の門下生。息の合った解説に、会場は大いに沸いた。
<小江戸まち歩き>
当日参加者を募り、シルバー観光ガイドの案内で、蔵造り資料館、まつり会館、菓子屋横丁、時の鐘など、蔵のまちを散策した。好天に恵まれ、秋の1日、約20名の参加者は小江戸川越のまちを楽しんだ。
<まちなかコンサート>

尚美学園大学学生によるフルート演奏
尚美学園大学の学生有志によるフルート四重奏(自由参加)。
ドビュッシー〈小組曲〉より、星出尚志編曲〈四季の詩情メドレー〉、三浦真理〈思い出は銀の笛〉より、〈ふるさと〉などを演奏。心地よいフルートの音色に、棋士と参加者は囲碁で疲れた頭が癒され、運営関係者もホッとするひと時となった。
<やさしいigo講座>

やさしいigo講座(講師:大澤摩耶)
囲碁まつりに先立つ午前中、昨年に引き続き、初心者講座を実施。講師は囲碁インストラクターの大澤摩耶さん。
大人および子どもと保護者を対象とする初心者向けの囲碁講座に約40人が参加。
囲碁インストラクターの大澤摩耶さんによる囲碁の話、ルール説明、自由対局、指導碁、多面打ち、問題研究などを通じ、参加者は囲碁に親しんだ。
また、子どもたちに囲碁キャラクター「かわ碁え丸」のイラスト入り缶バッチを配ったところ、とても喜ばれ、囲碁普及に一役買ったようである。
<お楽しみ抽選会>

お楽しみ抽選会
イベントの最後は、用意した色紙18枚を、抽選で棋士から直接プレゼント。
朝からずっとイベントに参加していた親子に、なんとか当たってほしいと、みんながハラハラドキドキ。最後の最後に、色紙と小林名誉棋聖の扇子が当たるという大ハプニングとなって、会場内は大喜び。心温まるシーンとなった。
<交流会>

交流会
今回の囲碁まつりは、日本棋院小江戸川越支部設立記念行事として開催したため、従来参加棋士と役員・スタッフのみで行っていた交流会を希望する会員の方にも参加いただける形にした。
プロ棋士を囲み、約50人が和やかに歓談、小林名誉棋聖ほか、参加棋士の方一人ひとりからごあいさつもいただき、楽しいひとときとなった。
棋士・参加者等の感想
<棋士・棋院関係者>
・他地域に比べ、川越の百面打ち参加者は、囲碁を始めて日が浅い人が多いように感じられた。これは、川越の囲碁普及活動が、着実に地域に根付いていることを示すもので、囲碁を愛し親しむ人が益々増えてくるのではないかと、楽しみである。
・“まちづくり”という視点を入れた囲碁活動は全国でも珍しく、市民ぐるみの活動がしっかりと地域に根付いていることがわかる。「川越モデル」が他地域へ展開していくとよい。
<参加者>
・川越の取り組みを学ぶため、数人で、会津若松から車で駆け付けた。幼児から若者・高齢者までが、楽しく参加している様子がわかった。また、運営が実にスムーズ。組織が、かなりしっかり整備されていると感じた。わがまちでも、囲碁愛好家のみならず、広く参加を呼び掛けられるよう、また、組織づくりや運営の方法も含め、検討したい。
・故郷の佐賀の実家は、長年、中心になって囲碁活動を推進してきたが、川越のTV報道をきっかけに、川越のやり方を学びたいと思っている。今日は、スペインからの留学生2人を連れてきたので、まち歩きに参加したい。
・川越市以外の人への早期周知を検討してほしい。
・プロ棋士がたくさん参加されていて、感激した。
・スタッフの皆さん、ご苦労様です。楽しい一日でした。
今後の展開
囲碁ルールは万国共通であるため、今後は国際交流の視点を盛り込み、外国人観光客や留学生・外国籍市民会議等に働きかけて、観光面での貢献も目指していきたい。