開催趣旨など
「かわごえ●○igoフェスタ」チラシ
（PDF）
川越igoまち倶楽部では、子どもたちが輝き、希望を抱けるコロナ後の川越の姿を視野に、“地域で子どもを育てよう！”との観点から、囲碁の力を活用して各種事業を行ってきました。
多様性（年齢・性別・国籍・バリアフリー）・国際性（万国共通ルール）・手談（対局時の手と手の会話）といった囲碁の特性を生かし、次世代育成・多世代交流・にぎわい創出・川越の新たな文化発信により、誰もが安心してつながる環境づくりを目指し、川越市市制施行100周年記念事業としてこの事業を企画・実施しました。
イベント当日はお天気に恵まれ、子どもから年配者までの囲碁愛好家、これから囲碁を覚えようとするご家族など、多くの人たちにご参加いただき、盛況のうちにすべてのプログラムを実施することができました。
ご協力いただいたプロ棋士の皆様を初め、関係各位に心よりお礼申し上げます。
イベントの概要
●開催日時
2022年11月3日（木・祝）10：00〜16：00
●会場
蓮馨寺 講堂（川越市連雀町7-1）
●主催
川越igoまち倶楽部、日本棋院小江戸川越支部
●後援
日本棋院、川越市、川越市教育委員会、川越商工会議所、小江戸川越観光協会、川越市文化団体連合会、テレ玉、FM NACK5、J:COM東上・川越
●協力
日本棋院埼玉県支部連合会、川越市内囲碁活動団体有志
イベント1：吉原由香里六段と木谷正道氏 トーク＆解説会
吉原由香里六段
会場の様子
大盤による棋譜の解説
●実施時間
10：00〜11：40
●内容
仲邑菫二段（現・三段）と岩﨑晴都院生（盲学校生）が2021年6月、視覚障がい者用の立体碁盤を使用し、日本棋院で対局しました。その夢の対局を吉原六段が棋譜によって再現しながら解説した他、対局が実現した経緯、囲碁にまつわる様々なエピソードを木谷正道氏が披露し、会場を沸かせました。
●参加者数
67人
※岩崎晴都（いわさき はると）院生について
平成20年生。埼玉県在住。1歳2か月で急性リンパ性白血病を発症。再発を繰返し弱視となるが、囲碁に出会う。研鑽を積み、現在日本棋院の院生。川越市内にある県立塙保己一学園（旧盲学校）の生徒でもあり、学園と川越igoまち倶楽部は、文化祭での囲碁体験講座や有志の囲碁交流戦などを通じ、交流を続けている。
イベント2：開会セレモニー＆みんなで踊ろう！「まるまるigoダンス」
開会セレモニー（川越市長、棋士、出演者の皆様）
「かわごえまるまるダンス」を踊る子どもたちと棋士の皆様
●実施時間
13：00〜13：30
●内容
開会セレモニーでは、川越市長や棋士代表・柳時薫九段の挨拶などがあり、その後、川越igoまち倶楽部で創った「かわごえまるまるダンス」を振付の岡田祐子さん、ダンス教室の子どもたちを中心に、来賓や棋士の方々、参加者・スタッフと飛び入り観光客も交じり、みんなで楽しく踊り、広場は笑顔であふれました。
●参加者数
約80人
イベント3：初心者のためのわくわくigo講座
会場の様子
由香里先生に挑戦！
●実施時間
13：30〜14：30
●内容
幅広い年齢層の囲碁初心者を対象に、初心者指導に定評のある吉原由香里六段が基本ルールから分かりやすく解説しました。説明と対局を繰り返しているうちに自然に打てるようになり、石を取ったり取られたりで、皆さんとても楽しそうでした。
●講師
吉原由香里六段
●参加者数
32人
イベント4：チャレンジigo！（自由対局）
会場の様子
●実施時間
14：30〜15：30
●内容
igo講座の受講生がそのまま残って対局、吉原六段にも引き続きアドバイスなどしていただきました。また、誰でも参加できるということで、囲碁愛好家の方々も参加、友人同士で対局したり、一人でお越しの方には、当会のスタッフがお相手をし、しばし対局を楽しんでいただきました。
●参加者数
36人
イベント5：指導碁
●実施時間
1回目：13:30〜14:30 2回目：14:40〜15:40
●内容
多様性や国際性を意識して若手3人の棋士に来ていただき、それぞれ5人ずつを相手に、多面打ち指導碁をお願いしました。プロ棋士と対局できる機会は貴重で、参加者は皆さん満足されていたようです。棋譜をとったり、対局終了後に棋士に質問をする光景も見られました。
●指導棋士（3人）
木部夏生三段、フィトラ ラフィフ シドキ 初段、大須賀聖良初段
木部夏生三段
フィトラ・R・S初段
大須賀聖良初段
●参加者数
1回目：14人 2回目：13人
イベント6：棋士との交流会＆お楽しみ抽選会
関口会長（左端）と棋士の皆様
色紙プレゼント当選！
●実施時間
15：40〜16：00
●内容
５人の参加棋士から、一言ずつコメントをいただいた後、抽選で色紙をプレゼント（棋士各２枚揮毫）。抽選番号が読み上げられるたびに会場が盛り上がりました。
●参加者数
30人
参加者の声
このイベントにご参加いただいた一般参加者の方々、プロ棋士の方々から以下のような様々な声をいただきました。全部を紹介できないのが残念ですが、これらの声を励みに、今後も地道に活動を続けていきたいと考えております。
●「みんなで育てよう！囲碁大樹」（抜粋）
（会場内に大樹のイラストを描いた模造紙を貼り、参加者が自由に感想などをポストイットに書いて貼っていくもの）
感想などが貼られた「囲碁大樹」
・楽しかったよ、八十三歳翁 ・囲碁を小学校の正課に是非願います ・囲碁がもっと広がりますように ・囲碁 無限力 ・川越が、もり上がれ！ ・碁をする子どもが増えますように ・由香里先生のigo講座、すっごくわかりやすかったです!!! ・すんごく楽しかった〜100％以上。 ・最初は難しそうと思ったけど、やってみれば、すごく楽しかったです！ ・ひさびさにプロの方と打って、楽しめました ・岩﨑くん、プロ入り、がんばれ!!
●twitterへの投稿（抜粋）
川越の囲碁イベントを終え、本日の主役、吉原由香里さんとご一緒に帰り道。川越igoまち倶楽部のスタッフの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。
たくさんの皆様にご来場頂き有り難うございました(^_^)お声がけくださった皆様、嬉しかったです☆ダンスもがんばりました(^_^)川越では囲碁を街づくりに活かしていて、学ぶことが多いです。街並みも本当に素敵☆たくさんの人で賑わっていました(^_^)
＜木部夏生三段＞
本日はかわごえigoフェスタありがとうございました！老若男女皆が囲碁を楽しまれているのが伝わってきて素敵だなと思うとともに、地域をあげて囲碁を広めて下さっていることに棋士として感謝のきもちでいっぱいです☆
＜柿島光晴さん（日本視覚障害者囲碁協会代表理事）＞
昨日はカワゴエマルマルIGOフェスタに参加しました。プロを目指している現在院生の弱視生徒にも久しぶりに会うことができ、とても充実した時間でした。イベント主催者である川越igoまち倶楽部の皆様、素晴らしい場を提供くださりありがとうございました。
＜一般参加者の方＞
囲碁にハマってる息子の熱意がすごいので、何か囲碁のイベントないかな？と検索してみたら川越igoフェスタが今日開催されるのを知り、参加してきました！！当日受付で吉原由香里６段の講座も受けられて、サイン色紙も当選し！初めて対局した方と仲良くなったり、すすすごーくミラクルな一日でした。
川越の囲碁フェスで。初めての生の由香里先生。初めて生で肉声を聴いて、トークショーを聞いて、囲碁教室すごくわかりやすくて、対局褒めていただいて、サインいただいて、ツーショット撮って、ヒカルの碁語って、私号泣で先生を困らせて。もうそんなの。号泣するよ。本当にもう私、囲碁がんばる。