第5回「川越囲碁まつり」&「やさしいigo講座」

事業概要

「第5回川越囲碁まつり」チラシ
第5回川越囲碁まつりチラシ(PDF)

●主催

川越igoまち倶楽部・日本棋院小江戸川越支部

●開催日時

2016年10月22日(土)
①「やさしいigo講座」10:00〜11:30
②「川越囲碁まつり」13:00〜17:30

●場所

蓮馨寺講堂(川越市連雀町7-1)ほか

●参加者数

約400名

●イベント内容

  • 百面打ち大会(プロ棋士と囲碁愛好家との対局)
  • 小林光一名誉棋聖と地元高段者との特別対局(大盤解説:村上深氏)
  • プロ棋士と高校生棋士の対局(大盤解説:小林光一名誉棋聖)
  • やさしいigo講座(初心者向け講座)
  • 小江戸まち歩き(観光ガイドの案内で蔵のまちを散策)
  • ふれあい交流会(プロ棋士からのコメント、参加者からの質問、色紙プレゼント、ギター弾き語り)

●参加棋士・講師

特別対局/大盤解説:小林 光一(名誉棋聖・名誉名人・名誉碁聖)
百面打ち大会:青木喜久代八段、宮崎龍太郎七段、三谷哲也七段、安斎伸彰 七段、桑原陽子 六段、平野則一 五段、三村芳織 三段、兆乾 二段
※棋士の顔写真または名前をクリックすると、日本棋院のHP(棋士紹介のページ)にジャンプします。

広報

<事前告知>
・チラシとポスターを作成し、市役所・観光協会・商工会議所・公民館などに配置。
・川越igoまち倶楽部および小江戸川越支部会員、親子igo教室、埼玉県内囲碁支部、囲碁愛好家にチラシを配布すると共に、当会ホームページにも掲載。
・市報や日本棋院ホームページ、週刊碁、碁ワールド、読売新聞にも掲載された。
<取材>
読売新聞、埼玉新聞、テレビ埼玉、J:COM川越

イベント内容

<開会セレモニー>

主催者である川越igoまち倶楽部会長・関口一郎の挨拶のあと、来賓を代表して川合市長より挨拶をいただいた。その後は棋士紹介、小林名誉棋聖の挨拶、百面打ちルール説明等を行った。

<百面打ち>

百面打ち
百面打ち

“川越”と“囲碁”を愛する8歳~86歳の約120人が参加。市民はもちろん、埼玉県内各地、東京・神奈川・千葉・茨城、遠くは大阪・岩手からの参加もあった。そして、棋力に自信のある囲碁愛好家に交じり、igo教室の生徒たちも積極的に参加。子どもたちにとっては大きな励みとなった。会場には、観戦者も大勢訪れた。

<特別対局、公開対局>

特別対局
特別対局
公開対局
公開対局

講堂2階では、前半は小林光一名誉棋聖と地元高段者の特別対局(三面打ち)が行われた。大盤解説は囲碁インストラクターの村上深氏、聞き手は木谷正道氏。毎年人気の企画で、小林光一名誉棋聖の対局をひと目見ようと、会場内は立ち見が出るほど盛況だった。
後半は公開対局が行われ、全国高校文化祭囲碁戦で団体優勝した高校生棋士、工藤郁香さんが囲碁インストラクターの村上氏に挑戦。木谷道場の門下生である小林光一名誉棋聖と木谷正道氏の息の合った大盤解説に会場は大いに沸いた。

<小江戸まち歩き>

ふれあい交流会

当日参加者を募り、シルバー観光ガイドの案内で、蔵造り資料館、まつり会館、菓子屋横丁など、蔵のまちを散策した。囲碁の合間や、一緒に訪れた家族などが、小江戸川越の風情を楽しんだ。

<棋士&参加者のふれあい交流会>

ふれあい交流会
棋士の色紙プレゼント

棋士9人と参加者が親しくコミュニケーションを図る交流会は、心温かで和やかな会となった。棋士の色紙プレゼントは、抽選で当たった人に棋士から直接手渡されるとあって大感激。最後は、木谷氏のギター弾き語り「このまちで」を聴き、全員で「ふるさと」を合唱した。

<やさしいigo講座>

やさしいigo講座
やさしいigo講座

囲碁まつりに先立つ午前中、昨年に引き続き、初心者講座を実施した。
ルール説明、自由対局、指導碁、多面打ちなどを通じ、参加者は囲碁に親しんだ。
今回初めて視覚障碍者の方が専用の碁盤「アイゴ」を持って参加。今後は当会のigo教室で学ぶことになり、子どもたちにとっても貴重な経験になると思われる。

運営・その他

当日は、igoまち倶楽部および小江戸川越支部の役員・運営委員・会員、日本棋院埼玉県支部連合会、川越市職員、埼玉県庁碁友会、高校・大学の囲碁部の生徒、地元有志など、お揃いのigoまちブルゾンを着たスタッフ約40名が運営に当たった。5回目となる今回は、これまでの経験を生かし、現場対応力が一層増したと思われる。
客殿では、棋士や来賓を接待するため、女性たちの接待チームを編成。手際よく、心温まるおもてなしができた。
また、会場内に「親子igo教室」や大正浪漫夢通り商店街との連携による「igoキッズまつり」(5月3日に開催、観光に訪れた約500人の親子や初心者が参加)などの写真を掲示し、活動の一端を披露した。

棋士・参加者等の感想

・運営がスムーズで、とてもしなやかだと思った。
・年齢も仕事も異なる人たちが協力し、こうして川越のまちづくり、囲碁の普及に携わっているのだということを知り、改めて意義深さを感じた。
・参加した人たちが、楽しかった、また来たいと思えるようなイベントだった。
・建物内で囲碁が打て、天気に左右されず良いと思います。
・とても良い環境で良い勉強になりました。今後の参考にしたいと思います。
・街歩き、食事、囲碁まつりと大変楽しかったです。
・5周年ほんとにおめでとうでございます。事務局各位のご苦労に対し、御礼申し上げます。
・棋士と参加者がこれほど親しくふれあう交流会はないので、良い企画だと思った。

今後の展開

囲碁の裾野を広げるというミッションを掲げ、囲碁が次世代育成・多世代交流・観光・生きがい・国際交流といった地域活性化につながることを実証し、さらなる発展を目指す。